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2010年10月 6日 (水)

田辺さんという人・・・人となり

どこにでもあることです。

ボランティアの人たちの中にもいろいろな人がいらっしゃいます。

たくさんの回数参加して頑張る人、あまり参加しない人。実行力のある人。縁の下の力持ち的な役割を担う人。

惜しまず働く人。口ばかりの人・・・・。

どこでも問題はつき物です。

たくさん参加する人の負担は増える一方、どうしても不公平感が溜まってきます。

「私ばっかり!」とか「参加しない人はずるい!」などの不満です。

須坂でも、あるグループでそんな問題が起きていたそうです。

ある日、その中の代表格の方が田辺さんに相談にみえたそうです。

「〇〇さんは、ひとっつも出てこないで困る!好きな時だけたまに来て、勝手過ぎる!みんなの輪を乱す!

なんとか言ってくれ!なんとかしてくれ!」

‥‥と。

私ならどうするでしょう‥‥

「まあまあ、言いたいことは聞きますから落ち着いて、〇〇さんにも事情があるのでしょう‥‥」

のように、たぶん穏便に済ませるでしょう。

田辺さんはどうされたのか?とても興味がありました。

「辞めてもらったよ」

えっ、どちらに?どちらに辞めてもらったのですか?
参加しない〇〇さん?
相談にきた方?

田辺さんは相談にみえた方にこういいました。

「わかった、そんなにいうならあんたがやめたらいい!」

これが田辺さんです。

私はこの田辺さんの気っ風に惚れこんで

「球根100個売って下さいっ!」と

失敗しても、このカンナだ!このカンナを植えよう!咲かせよう!

そう思いました! 田辺さんの咲かせる、須坂のSさんやHさんの世話するカンナを、雪にも強い善意のカンナを・・・・。

「なんで100個もいるの?」と田辺さん。

私は、そのとき、3年間して来たこと、広島のこと、原爆から1ヶ月で咲いたカンナのこと、すべて話しました。

「わかった、そんないいことしてるんだったら、遣るよ、いくつ欲しい?いくらでも遣るよ!」

私が返事に困っていると


「1000個遣る!持って行きなさい!失敗したらいくらでもやる!とりあえず1000個持って行きなさい!」

水色の作業服の真っ黒な田辺さんがニコニコ笑っていました。

市の職員SさんとHさん(お二人ともに今ではカンナ大使です)も笑顔で頷いてらっしゃいます。

ここで100個でいいなんて言ったら女が廃る!?  エエイとばかりに

「はい、頂きます!ありがとうございます」頭をさげました。

‥が‥、その頭には、1000個の球根が重くのしかかっていたのでした。

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