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2010年12月31日 (金)

信州デスティネーションキャンペーン―須坂カンナ浄瑠璃公演

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田辺さんのご子息から頂いたシクラメン  三木市長から頂いた須坂の繭でできたウサギ
                                               (photo橘)
故田辺さんを偲んで…… 
今、電車の中吊りに『信州デスティネーションキャンペーン』というポスターがありますが、このキャンペーンに創作浄瑠璃『広島に咲いた希望の花カンナ』の公演で招待されました。
信州なのに、なぜ広島なのでしょう……。
カンナ大使の皆さまはもちろんご存じですが、初めての方のために少し……
『75年は草木も生えない』と言われた原爆投下後の広島…、しかし、戦争が終わって僅かひと月後、爆心地から820mのところに真っ赤なカンナが咲いたのです。
この花を見た広島の人たちは、力強く咲く真っ赤なカンナを見て生きる希望と勇気をもらったと思います。
ところが、広島の人たちはこの事実をすっかり忘れてしまっていたのです。
私が初めて原爆資料館を訪れた時に見た一枚の写真から作られた『浄瑠璃カンナ』。(2005年8月に発表)この講演・演奏会をきっかけに誰も知らなかったカンナの事実を、みなさんに知っていただこうと六年間伝えています。
三年前からは、学校の子どもたちと、カンナの花も咲かせています。
『カンナでつなぐ平和のバトン―世界中の人の心にカンナの花を咲かせましょう』を合い言葉にカンナを咲かせています。
まずは広島の小学校で咲かせました。
翌春は株分けして、長崎、沖縄、東京、大阪で咲かせました。さらに株分けして、鹿児島、奄美大島、兵庫、京都、神奈川・・・など40校の子どもたちが咲かせてくれました。
そして、今年はフランスモンサンミッシェル修道院に咲かせました。 パリ、スペイン、香港にも咲いています。
そして、須坂には、『里帰り広島平和カンナ街道』があります。
65年前に咲いたカンナは都市復興の際に刈り取られました。
今新たに植えているカンナは、須坂の園芸家、田辺さんが、私の活動に感動して、球根1000個を無償で提供して下さったものです。
須坂から広島へ、そしてまた須坂へ ― 里帰りしたカンナはまだ小さいですが、須坂に立派に咲きました。
その須坂で、このたび、『信州デスティネーションキャンペーン』として、カンナの講演とカンナ浄瑠璃をさせていただきました。
カンナを下さった田辺さんや市の職員の皆さまに是非『カンナの講演とカンナ浄瑠璃』を聴いていただきたいとずっと思っていました。
ようやく、願いが叶いました。
しかし……田辺さんはもう……
11月16日 須坂市中央公民央館での講演・演奏会に、約100人の皆さまがお越しくださいました。 
残念なことは、球根を下さった田辺さんがこの会場にいらっしゃらなかったことです…。
9月29日未明、他界されたのです(合掌)……。(ブログ10月をお読み下さい)
会場へは、田辺さんの奥様、これからもカンナの球根を広島に送って下さるご子息さま、幼い時からのお友達もたくさん駆けつけて下さいました。
講演は、浄瑠璃ワークショップも入れて、浄瑠璃に少し親しんでいただいてからカンナの講演を致しました。カンナ浄瑠璃の作品も聴いていただきました。 
実際に里帰りしたカンナの花も見ていただき、須坂市長Mさま(名誉カンナ平和親善大使)からのお言葉もいただきました。
カンナプロジェクトと須坂は切っても切れないご縁を頂いております。
私は、公演中、途中までは、天国にいる田辺さんにも話しかけていたのですが、いつの間にか、田辺さんが私と一緒に舞台に立たれているような錯覚を起こしていました。
田辺さんも一緒にみなさんに伝えて下さっているように感じました。
話しは、広島の子どもたちのこと、カンナを植えている全ての子どもたちのこと(みんなカンナ平和親善大使です)、田辺さんのこと、市のスタッフの皆さんのこと、そして、モンサンミッシェル修道院で植えたこと、市長のエリックさんのこと、モンサンミッシェル市庁舎で行われたセレモニーの様子へと至りました。ビデオも流しました。「フランス語が判る方はいらっしゃいますでしょうか…」などと言っておりますと、おりしも、須坂の友人宅を訪れていたフランスの若い男性が三人入ってらして、モンサンミッシェルの話を聴いて下さったのにはびっくりしました。 
最後に、「これからも須坂との繋がりを大切に、田辺さんのご厚意を世界中に繋いでいきます。須坂からも世界にカンナを発信して下さい!」とお願いいたしました。
終演後、たくさんの皆さまが控え室に訪ねて下さり、感動や感想や今後のことなどお話し下さいました。ありがとうございます。是非、これからもこの気持ちを持続していただき、応援していただけますことを心からお願いいたします。
館長のSさんこのような企画をしていただきありがとうございました。
いろいろ可能性を考えて下さりうれしく思います。
司会をしていただいたTさん、文楽の呼び出しでの紹介ありがとうございました。お教えして、たったの一回の練習とは思えないほどよい紹介でした。
スタッフの皆さまありがとうございました。素晴らしい舞台を作って下さりうれしかったです。
 
教育委員長、校長先生、控え室にたずねて下さりお話ありがとうございました。
是非学校での講演をお願いいたします。そして、須坂からカンナに平和の花の意味をこめて、世界に発信していただけないでしょうか?
個人の力では、球根1つを世界に出すのも難しいのです。
野澤さんの歌舞伎の仕事が四国になるかも知れないとハラハラしたこともありましたが、無事に演奏が出来て良かったです。
野澤さんも「今日もたくさんの人と会って、たくさんの感動を頂いた。これからもがんばろう!がんばらないと!須坂は大好きな町、これからもたくさん訪れたいです」とおっしゃっていました。
帰りには、ご子息さまから丹精のこもった立派なシクラメンをいただきました。カンナの球根もほりかえして置いて下さいました。
カンナのことを伝えることで、たくさんの温かい人の心に触れさせていただいています。
須坂の皆さま本当にありがとうございました。
M市長、昼食をご一緒させていただいているときに、ご葬儀のためすぐに退席されるとお聞きしておりましたが、またお戻りくださいまして最後までお聞きいただきましたこと、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
写真のかわいらしいウサギ・・・まゆを使った町の特産品ですね。お正月の室礼に使わせていただきます。
これからも、須坂のご縁が続きますことを祈ります。

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