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2011年6月 1日 (水)

石巻へ、飯野川小学校を訪ねて


佐藤さまありがとうございました。

そして、避難所の皆さま、規則が緩やかで有り難くおもいました。
一日も早く皆さまの住まいが決まりますようにお祈り申しあげます。

佐藤さまにカンナの球根を差し上げて、石巻へ向かいます。

アポイントもなく、情報は新聞の切り抜きだけです。
電話番号案内104に訊ねて、飯野川小学校に、電話しました。

私はこういうことをしている者ですが…、とカンナリレーと被災地への株分け植栽のことを伝えました。教頭先生は、「うちの子どもたちは無事です。しかし、体育館に避難している大人たちに、まずは、差し上げて頂けますか?」「わかりました。今から参ります。」道を確認して、向かいました。

飯野川小学校は北上川の流れるあたりにありました。この辺りは無事でした。

避難所の体育館に着いたのは、間もなく陽がくれる頃でした。

教頭先生は出かける予定があり、会えないが、避難所のボランティアの方に話しておきますからとのお話でした。

すぐに、私のことを理解して下さり、カンナを植えることになりました。

少しお話しさせていただくことで、カンナを植える意味がわかり、より皆さまの元気につながるのですが…と遠慮がちに話してみました。
担当者は、「今は寛ぎの時間でで、テレビを見ている人もいますが、大丈夫です。話して下さい。」とマイクを貸して下さいました。
体育館の真ん中でカンナの話しをすることになったのです。

外で待つHさんに事情を話し、鉢に土を入れて頂き、球根とと分けて体育館に用意して頂きました。

こね避難所は、東京武道館とは全く違う様子を呈していました。

囲いがないのです。
フロアーにどの人とどの人が家族かわからないくらい、皆さま一緒に生活しているように感じました。

あとで聞いたことですが、この状態は、避難者の皆さまの希望を取り入れたのだそうです。 隣のおばあさんが見えないと何かあった時に気づかないから、囲いはいらないと……。

プライバシーを気にして暮らす東京とは違う空気があるのです。生活習慣の差を感じさせられました。

しかも、皆さま秩序を保ち落ち着いた安堵感さえ感じさせらて下さいました。
物資をの配給も、洗濯やお風呂の順番も、並ばないのです。列をなさないのです。
暗黙ね決まりや秩序が普段から培われているのだと感じさせられました。

東京は、なんでも並ばないと秩序が保たれない。規則が先でマナーも規則のように扱われる……。 いろいろ考えさせられました。
鍵がなくては暮らせない東京と、鍵なんかかけたことのない暮らしが、こんなにも人間を変えるのだなあと思いました。

どちらが良いとか悪いということではなく、環境が人間を育てるなあとつくづくかんじたということです。
夕食前の白暮の頃、テレビを見て寛ぐ体育館、私は話しても良いのでしょうか……
「本当によろしいのですか?」 「大丈夫です!やってみて下さい」

そう背中をおされて体育館の真ん中に歩き初めました。

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