« 校庭に泳ぐたくさんのこいのぼり  石巻市立飯野川第一小学校 | トップページ | 6月13日RCC、朝日新聞取材 大谷地小学校へ »

2011年6月21日 (火)

避難所体育館 「カンナさんだ!」の声にうれしい再会

Photo_4
避難所体育館 「カンナさんだ!」の声にうれしい再会 
 ちょうど1ヶ月、カンナは葉をつけていました。体育館に入ると 
「あっ、カンナさんだ!」とうれしい声に迎えられました。 
ひとつ芽の出ない球根がありましたので、植え 
替えました。写真家でもあるカンナ大使Hさんは、 
前回の写真を引き伸ばし、人数分焼き増しして 
下さいました。一人は仮設住宅に移られ、一人 
は入院と聞きました。その他の方々にはお会いで 
き、お話を今回は伺うことができました。時が人の 
心を少しずつ解放すのでしょうか・・・・。原爆の広島の人たちも 
そうだったように・・・。写真をお渡しすることができてよかったです。入院の方もお兄様が預かってくださいました。仮設住宅の方の分も預かってくださいました。ここの方々は泣き言を言いません。事実は話しても、泣き言や不満はおっしゃいません。現実だけを見ていらっしゃるように感じました。 
 ボランティアの方々もさまざまです。特にお話したのが撮影所のボランティアさん。カメラマンの助手の方です。撮影用にメイクするアーティスがいらして、プロの撮影をして頂く。こんなつらい経験をしたけど、こんな楽しい経験もしてみよう!モデルになったように美しく撮られた方々の写真をたくさん見せていただきました。 
 そして雄勝(おがつ)の漁師さんたち。被災後に海に行き、現状を視察したのでしょうか、海にもぐる写真、船に乗る写真。スライドショーでパソコンの画面に映し出された自分たちの姿を見て、自然とこぼれる笑顔、輝いて見えました。まさに水を得た魚のように活き活きと映し出された数々の写真をみて、テレビでは伝わらない人間の心の奥を見させていただいたように思いました。 
 テレビで見ていて、なぜ危険な津波の町に戻りたいのだろうか・・・?などとは決していってはいけない。そこで暮らす人にしかわからないものがあるのだ。生き様、生きがい?・・・なんだろう・・・・?それをしていることが、生きていることそのもの。 
そんなものだろうか。ここの方々を見ているとそんな事が分かる。人からなんと言われようと、それをしていることが生きているということ。そんなものに出会えている人生をお持ちなんだと感じた。一日も早く元どおりの漁ができると良いと心から思いました。それを私に気づかせてくださったカメラマン。すばらしい出会いが、この避難所にはある。どんなところにも良いものがある。それを見い出せた人は幸せに暮らせる。穏やかに暮らせる。 
 避難所に一緒に寝泊りを長くしないと本当は見えてこない。そう思いながら避難所を後にしました。 

« 校庭に泳ぐたくさんのこいのぼり  石巻市立飯野川第一小学校 | トップページ | 6月13日RCC、朝日新聞取材 大谷地小学校へ »