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2011年6月 1日 (水)

広島入りの前に東北へ

豊岡の修学旅行が決まり、その前後に広島の学校で、掘り起こしと講演ができますようにと思います。各学校に連絡しました。
間際まで、それこそパズルのように日程を調整するのが、意外と大変な作業なんです。
そんな中、一件の電話がありました。ある療院が、カンナをコンセプトにしてオープンすると、カンナ大使Uさんからでした。うれしい知らせでした。日曜日にオープンのセレモニーがあるので、そこで、私がカンナの話しをさせていただくことになりました。 前日に会って打ち合わせも必要とのこと、土曜日から広島入りとなりました。 豊岡の修学旅行までちょうど一週間……、宿泊費を考えると……痛い出費です。
土日は学校が休みなので、旅費がもったいないと感じてしまいます。
でも、せっかくのご縁です。喜んで承りました。
一番安いホテルをとって、仕事も調整しました。
広島入りの3〜4日前になり、先方からお電話があり、内輪だけの会になってしまいましたと、キャンセルになりました。「わかりました。また、機会がありましたら、お誘い下さいませ。これからもご縁をよろしくお願いいたします。」 と言って切りました。

キャンセルは残念ですが、ご縁があれば、またきっとお話があるはず。

今回は、この降ってわいた休日を有り難くおもいました。どう使おうかと考えました。「そうだ!東北に行こうか!」
時期尚早かと躊躇していた、被災地へのカンナ植栽ですが、ふいにできた休日です。とにかく出かけようと思いました。
学校の様子も見てきたいので、前日、金曜日から出かけようと思いました。
福島のカンナ大使のHさんにお話してみました。「いいよ!行こう!」と言ってくださいました。しかも、ジープを持っていると…びっくりです。ジープならどんなところでも行くことができます。有難い申し出に感謝いたしました。
前日も仕事に追われ、遅くに帰宅。参考資料として、86歳85歳のカンナ大使の方が製本して下さる冊子と、その続編を仕上げて、印刷、製本して持って行こう!
そう思い、結局、朝になってしまいました。
急いでパッキングをして、始発は逃したものの、なんとか、福島に向かいました。
福島にはジープのHカンナ大使さんが、徹夜を心配して、ユンケルを買って待っていて下さいました。
さりけまない優しさに涙がでます。
ありがとうございます。
おかけさまで、寝ることなく、東北の景色の変化をずっと見ながら行くことができました。

高速道路を隔て右手は瓦礫と泥色の景色。左手は、田植えを待つ水を張った田んぼの緑。 対照的な景色でした。 高速道路が津波の害を防いだのだそうです。
今回の東北での大事なことのひとつに、すいせんの球根を救うことがありました。
仙台の避難所で、美智子皇后さまがすいせんの花を「いただけますの?」とおっしゃり、両手で大切にお持ちになったお姿をテレビでご覧になった方も多いかと思います。

あのすいせんは、津波にも負けずに、健気に咲いた花です。
しかも、津波から、約ひと月です!

カンナと同じです!たったひと月で、花は健気にも咲いて、私たちに、「生きられる」という希望と勇気を示してくれるのです!

私は、あのすいせんを助けたいと思いました!

津波にも負けずに咲いた尊い命なのに、重機が人々の手で根こそぎ刈り取られるのを見捨ててはおけないと思ったのです。
あんなひどい津波にも負けないで、人に生きる望みを与えた花の命を人の手でなくしてはいけないと思います。
そうです。 カンナはあんなにひどい原爆にあいながらも 命を繋いだのに…、復興への作業に、人の手で刈り取らてしまう運命でした。そして、誰の記憶からも消えてしまったのです。

すいせんの球根は守りたい!まもらなくてはと強く思ったのです。


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